仙台一高バスケットボール部の歴史3

終戦後
昭和21(1946)〜31(1956)年
 籠球クラブは、昭和24年8月6日、一関市で開かれた宮城・岩手県高校交歓バスケットボール大会で、決勝で仙台商を下し、優勝した。
 また、すでに東北では強豪チームの一つとみられてきたが、まだ全国大会には出場していなかった。しかし昭和25年度は新たな飛躍となった年であった。すなわち、9月9日より開始された国体県予選に、角田高・石巻商・仙台商・仙台高を次々に破り、決勝で優勝候補随一とうたわれた古川高と対戦、これを36−32で下し、籠球クラブ創設以来初めて全国大会出場権を得ることができた。国体は名古屋市に於いて行われ、愛媛県代表新田高高と白熱戦を展開したが、33−30で惜敗した。26年度は東北大会で2回戦に進出し、2月の県下新人大会で優勝した。27年度は5月の県下高校総体では決勝で仙台商を下し優勝した。また県下新人大会でも連覇している。28年度は県総体で前年に続き優勝し、東北大会(山形)2回戦に酒田高に惜敗した。8月、新潟のインターハイに臨んだが、倉吉東高に惜敗した。9月の県民体育大会では優勝を飾り、東北大会に出場した。なお、仙台二高との定期戦は26年より行われるようになり、現在も続いている。

(以上、仙台一中一高百年史より抜粋)


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